何故ＪＵＮＥを書くのか

アニパロからこの世界につっこんだ私であったが、アニパロでは頑強なまでの「やおい」嫌いであった。（好きなのがＣ翼で岬くんでしたしねえ）それが何故、読むはおろか自ら書くようになるとは。いったい何があったのか？

ずばり言うなら「思春期」である。

好きな子なんかは思春期前からいたが、初潮が来て、周りから性の情報が入ってきて、興味と戸惑いと、想像していたものを現実で塗り替えられていく喪失感を受け入れて。甘酸っぱい恋心の実体は、月に一度の血の固まりだったのね、てなかんじ。

そして行き着いたのが、子供を産まない女＝ＪＵＮＥの男の子。

自分が抱く諸々の感情が単なる生き物の延長に過ぎないのかどうか？突き詰めて考えようとしたとき、生き物としての肉体は邪魔になった。肉体を全て取り払って、何が残るのか？自分の感情は心は本当はどこにあるのか？男でも女でもない存在ならば、それを確かめうるかもしれない。それがおそらく出発点。

もともとショタコンではあったし、社会からも生理からも性別からも自由（に、見える。私が少年であったことは一度もないから）な少年は、何とも美しい憧れの対象であった。

しかしこのことは同時に、己の感情は肉体の元に不自由であることも認めることだった。するてえと、肉体の欲求には忠実に、ＪＵＮＥになってしまうというわけである。

（オチまで読むと、なんか冗談のよう。でもマジです、半分以上）

そのうち書き足すかも。19991104