某役者さん親睦会2014身内用メモ。

　プライベートに近い部分もあり、俳優さん的にはどうよ？もあるので、お名前を「おにーさん」にして一応ぼかします。知ってる人にはバレバレですが。ご興味のある方だけどうぞー。

　珍しく一月開催だった今年の親睦会。新年会の位置づけでもあったようです。

　個人的には参加しやすいスケジュールでしたが、常連さんが意外に来られなくて、三十人程度のコンパクトな会。サビタにちなんで韓国料理屋・銀座のハンテジヤにて。

　いつものレモンサワーから飲み始めたおにーさん、あとはひたすらフローズンマッコリ。マッコリの凍結酒で、シャリシャリ＆さっぱりでおいしい。店主のご厚意で飲み放題メニューに追加になったので、私もご相伴に。

　普通のマッコリと同じように杓子つきのかめで出される（要はピッチャー方式）ので、注ぎ分けが必要です。「おにーさんに注いで欲しいです〜」というワガママを友達に代弁してもらったら（自分では言えない）「なあにい〜？」と睨みつつ注いでくれました。あふれそうなくらいなみなみ。手ずから注いでいただいたマッコリはそりゃあおいしかったです♪　ただしもちろん酔っぱらいましたが！

　その後、他の方にも機嫌よく注いであげたり、ラストオーダーでかめを3つ頼んだときは、一つを「ここに」と私に渡してくれました。いやあの、私マッコリはそんなに飲めないし既に酔っぱらってるんですが；足りない足りない言っているので「こっちにまだありますよ」とお返ししようとしたら「酒の一滴は血の一滴！」と睨んで突き返されました。私に飲めってことすか……そんなん言われたら飲みますけれども！　皆で分けてちゃんと飲みましたよ。やっぱり飲兵衛さんとしては、一緒に飲む人がいるのは楽しいのかな。焼酎好きの人が、個別グラスよりボトルシェアを喜ぶみたいなの。

　後半は、「いつもの連中」のテーブル付近へのツッコミが厳しく、何を言っても基本「うるせー！」で返されました。ので「パワハラですぅ！」と抗議。「何でだよ？」と聞くので「惚れた弱みですよ。惚れてる私たちの方が弱いから、おにーさんに言われたらパワハラになるんです」と返したら、言葉に詰まってマッコリ飲んでました。照れてやんのとニヤつく古参ファン。

　2014年はサビタ、サイゴン、青空の休暇とラインナップが既に発表済み、公開可能な情報はほとんどなし。梓様の五回忌なので、隙間を縫ってライブやりたいって仰ってたのくらいが新規情報？

　告知もほとんどなく、本番中でもお稽古中でもなく、例年よりもリラックスしていたおにーさん。後半はトークもせずに黙っているとお思ったら、突然ウフフと笑い出したり、本当にただの酔っぱらいオヤジでした。「こういう（親睦会みたいな）プライベートは年に一回でいいんだよ」等と言い出し、いやいやプライベートちゃうやろファンと飲むのは仕事やろ（笑）とツッコミを受けたり。気取らず飾らず楽しく飲んでいるおにーさんをサカナに飲めるのが、何よりのご馳走です、ハイ。

　しかし気取らないのはいいんですが、下ネタにしなくてもいいのよ？というくらいピー音が飛び交った今回ではありました。

　湯たんぽで低温やけどをした話を聞いて「患部見せてください」「太股の内側の際どいところだから無理」「湯たんぽ股に挟んでたんですか？」「酔ってたんだろうなあ」「ここで脱がなくても、物陰で撮って写メアップでもいいですよ」「俺のチ○コブログにアップしろってか」「いやそっちじゃなくて、患部だけで！」そんな具合。

　トイレに行って戻ってくれば「今おしっこしながら考えたんだけどさ」と立ちションのポーズ。「ポーズいりません！」「共感しやすいだろ？」「女性陣はわかりませんて！」「じゃあこうか？」空気椅子で洋式便座着席のポーズを……いやだからポーズいらんのですって；

「舞台なんてチ○コマ○コ言いまくりの世界だぜ。昔、三ツ矢○治が……」「古っ」（本当、一緒にお仕事したのっていつの時代の話？）「駒田君、立ち位置は左のキ○タマを4番（ライン）ねーって。右でもなく左のキ○タマだぜ！」おにーさんと三ツ矢さんがそんな会話をしていた瞬間もあったのね……ってあんまり知りたくもなかったんですけど。

　しまいには、ファンへの感謝を伝えたかったのか「きさんら、全員抱ける！」と言い出し、人妻にボソッと「こっちからお断りします」と断られていたりしました。今回は「きさん」がさかんに出てきまして、古参の固まっていたうちのテーブルには「きさん、うるせー！」が何度飛んできたことか（笑）博多弁で気の荒いおいちゃんが言う「貴様」らしいです。一昨年あたりは「お前バカだろ」って言われまくったような。もう、下ネタ含めて、罵り罵られる高度なプレイの一種ですな、親睦会名物。「他の役者の親睦会って何してんの？」っておにーさんも知りたがっていましたが、こういうマニアックプレイが見られるのは、たぶん某おにーさんの親睦会だけ！（他の親睦会は私も知りませんが）

　って、こんな話ばかりじゃなく、普通の話ももちろんしてましたよ。名古屋トークショーでお風呂に入ってリラックスするようにしているって話があったので、お気に入りの入浴剤を聞いたり。「普通のがいい。バスクリンとか温泉の元とかそういうの。何とかソルトとか外国製のは苦手、においがダメ」「風呂では読書して勉強してるよ。ゴルゴとか」それ、漫画ですやん。「ゴルゴの凄いのは、さいとう先生が考えているんじゃなくて、こういうのを漫画にしてくださいってネタの応募があるから、裏話とかがちゃんとしてる。だから勉強になるし面白い」じゃあ長風呂？　二時間とか。「そんなに何時間も入るか！　一時間くらい。漫画ももう何十回も読んだやつだし」「風呂で台本は読まない」じゃあ台本はいつ読むんですか？「朝、かな。午後から打ち合わせだけど、まだ全然読んでないヤバイってときに、朝早く家を出て、途中の喫茶店とかで必死に読む。追い込まれないとなかなか入らない」

　あと冷え性の話。「最近、足の先が冷えるんだよ」筋肉つければ？「昔から足だけはどうしても筋肉つかない」たしかに膝下が細い。「低温やけどしてから、湯たんぽは使ってない」電気あんかは？「俺、電気は嫌いなの。ビリビリしそうで。子供の頃に、電気風呂に突き落とされて、ビリビリってなって以来ダメ」うちのテーブルではそんな話。

　それからＭＨＫライブの裏話。「誰も映像撮っていないし、今回は音も録ってない。ＭＨＫはいつもそんなん」「ピアニストさんが録ってたみたいだけど、端っこに置いてたから音はよくないはず」「どうせ誰かコッソリ録ってるだろ。くれ！」←それ役者さんが言っちゃダメですって；「ワンデイモアのパート分けを考えたのは俺。誰がどこを歌ってもよかったんだけど、前に替え歌したからそのときのパートでね」それで畠中さんにあんな高音パートを？「畠中おっかしいんだよ。普通バルジャンは明日はー♪って（背筋伸ばして、手を前で組んで）歌うのに、畠中はアシタハー♪って（片足を踏みしめて屈み、表情も必死）笑える」

「みやと俺が喧嘩して、言い合いする間に畠中が挟まれて、最後は俺とみやの二人に畠中が悪い！って言われて、何でーってなる、ハタ坊可愛い。大好き」「タンビエットで高知行ったとき、俺とみやとハタ坊でカキ食って、俺は全然だったけど、ハタ坊が食中毒、ちょっとだけ食べたみやも調子悪くなって」「畠中の楽屋隔離して、舞台上の絡みも最小限にして、掴み合いのシーンも口喧嘩でって演出家は言ったけど、本番になったら圭吾がウラアッ！て（結局掴み合い）、舞台上じゃ無理だよね」怖くて熱いエピソードも。「みやとは何でも話すし、喧嘩もいっぱいする。子供みたいな言い合い。ＭＨＫは本当楽しい」

　レミゼラブルの裏話は「いっぱいありすぎて言えない」複雑な表情で多くは語らず。下ネタ話に流れてしまいました。

　サビタも「頑張ります。今はそれしか言えない」とのコメント。お稽古直前で、微妙な時期なんでしょうね。共演者の矢崎くんにもまだお会いしてないんだとか。笑い話としては「キャスト組み合わせのチームＨとチームＹって何のことかわかる？」出演者の名前ですよね？　ヒデくん＆ハルカちゃんのＨと、矢崎くん＆八坂さんのＹ。「そーなんだよ。俺は全然わかんなくて、ハジメコマダならチームＨとＫだろって」……むしろそっちの発想のがなかったッス！

　サイゴンについては「今回、3回目のオーデ。エンジニアっぽい衣装で行った。その日のうちにすぐ電話があって、また明日来てくれって言われて、またそういう服で行った。お前その服何着持ってるんだって聞かれて、フォー！って答えた」「プレッシャーは凄かったけど、レミゼでも一緒に仕事したスタッフで、オーデ自体はすごく楽しかった。エチュードを受けてるみたいだった」「合格は音楽監督のビリーさんから聞いた。『来年、おめでとう』って。レミゼ名古屋のときで、フライングだったから、誰にも言えずに黙ってた」「この前衣装撮影して、スマホにデータ入ってるけど、まだ見せられない」「市村じゃなくて駒田の日を見に来いよ！」

　毎日のブログ更新がうれしいという声には「一種の意地だね。コメントも受け付けてないし、イイネの仕組みも知らないけど」文字入力は早いんですか？と仕草付きで聞いたら「お前その打ち方ガラケーだろ」とバカにされました、その通り（笑）

　FCの運営についてはまだまだ悩んでいる様子。「いろんなサービスやめて、年会費下げて、チケット案内と、年一回の飲み会だけにしてやった。でもいい席は案内できていると思う」実際、いっぽの席はいいし、公式完売でも問い合わせたら助けてくれたりするし、それが一番ありがたいですよーと言いましたが、あんまりピンと来てない様子。もっとサービスしろと言われるんでしょうかね。こんなフランクな飲み会も、他の役者さんじゃ無理だろうしなあ。フランクすぎて、たまにおにーさん放置してファン同士で盛り上がったりしますが（笑）昔はストーカー事件があって大変だったなんて話もしてました。

　何だかんだ、今のファンとの距離は、おにーさんにとって「プライベート」と口走っちゃう程度にはリラックスしてるのかな？　ちなみに去年の親睦会は「記憶がない」とのこと。割とシャッキリ歩いて帰ったように見えたのですが「どうやって帰ったか全然憶えていない。酔ってないフリしてたんだよ」「酔ってるフリしてそうでもないこともあるし」そんなんファンにわかるか！

　締めの話は……何だったかな？　ラストオーダーからが長い長い。ラストオーダーから一時間以上経過したところで「ごめんね、もう帰るから一杯だけちょうだい」店員さんに頼み込んでかめ一つ追加になってたし。そこからまた全然帰らないし。

　かと言ってしゃべりまくるわけでもなく、上機嫌に飲みながらお前ら質問しろーモード。しかもファンの聞きたいことに答えるのではなく、しゃべりのネタをよこせに近いスタンス。「じゃあ何を聞いて欲しいの？」と言われて笑ってました。「何を聞いて欲しいかなー」そこから「逆に聞きたいことがある。これまでの舞台、一番好きなのは何？　直感で、そっちの端から」ファンへの無茶振り。芸歴三十年越える人が、これまでの舞台の中から一つを選べとは酷なことを。ファンとしては難しい！　私は「撃墜王ビリー」を答えました。だってホラ、おにーさんの一人舞台、ずーっとおにーさんを見ていられるわけです。同じ意見の方も何人か。もちろん大作「ラマンチャ」や「サビタ」「レミゼ」は当然として、おにーさんの演じたキャラ的には「キャットフード」「十二夜」も萌えたなあ。天狼作品やTS作品を挙げた方もいらっしゃいました。そんで当の本人は「選べない」と。ズルイ！(笑)

　その後も、終電だからとチラホラ帰る人もいる中、しゃべるネタもなく、でも解散はしたくない、今がチャンスだ誰か質問してー、という微妙なダラダラ時間継続。先に帰る人に「（俺を置いて）帰るのかよ！」半端に絡んだりして。「トイレに行くんだよ！」と言い返してた人がお見事、おにーさんもウケてました。十一時を回ったところで、ようやく解散。三々五々お店の外へ。

　階段下で待っていたら「キモッ」←待ってないでさっさと帰れよ的な。しかし私たちはあなたの帰路が心配なんです、酔っぱらいのおにーさん。タクシーが通るたびに乗ります？と聞きますが「電車で帰る。有楽町」と言い張る。大丈夫かな？と一緒に駅に向かいつつ、やっぱり千鳥足だよ、車道にはみ出すよ？　危ないのでファンで両脇をガードして誘導。ファーフード付きのベージュのショートコートがやたら可愛くて、どさくさ紛れにフードの形整えたりして。大通りの信号待ちで、ちょうど先頭に空きタクシー。「やっぱりタクシーで帰る」と自分から乗り込んでくれてホッ。ドアのところで振り返って手を振ろうとしてくれますが「信号変わるから早く乗って！」急かすファン。運転手さんが窓を開けてくれて、じゃあなーと手を振ってお別れしました。まさかあの酔っぱらいオヤジが帝劇スター俳優とは、運転手さんも思うまい。

　とにかくまあ、おにーさんが終始ご機嫌だったのが何よりもうれしい＆楽しい＆大好きな親睦会でした。また来年が楽しみです！（日程発表が急だから、いつも冷や汗かきますが〜）